2012年7月13日金曜日

災害の経験

 集中豪雨のたびに記録的という言葉が踊ります。今回の熊本の豪雨に関しては「経験のない」という言葉が出来てきました。確かに川の防災情報等で雨量を見ると、時間雨量100mm近い雨が5時間以上も続くなど、確かに強烈ではあります。
 但し、牛山先生の言葉を借りると、「デジャヴのように」1990年7月豪雨の再現のようにも見えます(いまのところですが)。当時の豪雨災害で、私たち砂防関係者の間では「一の宮」という地名は有名になりした。
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshwr1988/4/1/4_1_25/_pdf

 そして、白川の洪水氾濫は、おそらく昭和28年水害以来でしょう。59年経ちますが、経験のある方はおられるかもしれません。
 さらに言えば、山に侵食現象が発生し、平野を形成する。自然にとっては当たり前の営みです。”多少の記憶と記録にないこと”、必要以上に誇張されているように感じられてなりません。

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