2011年12月10日土曜日

1970年代半ばの空中写真の価値

京都大学による台風12号土砂災害の調査速報に、崩壊前の空中写真が実体視できる状態で掲載されていました。

 2011年台風12号による深層崩壊の地質・地形的特徴 (速報,暫定版)-2
 http://www.slope.dpri.kyoto-u.ac.jp/mountain/reports/111122kii-disaster3.pdf

 (前にも書いたかな)この時期に撮影された空中写真は出来るだけ鮮明に、日陰を少なく、と何度も取り直されたほどなので、地形判読、植生判読にあたりストレスを感じたことはまずありません。最近は経費削減のおり”とりあえず撮影すればよい”とばかりに、縮尺は小さく実体視ができない場合も(数をすくなくするため)多い。最新のものがかならずしも利用価値が高いものではありません。そして幸か不幸か1970年代半は、それなりに植生が薄いので地形がよく見えます。航空レーザー計測の地形解析力は確かに革命的ですが、やはり空中写真の俯瞰力にはかないません。木と森をバランスよく見るには、1970年代半ばの空中写真がいちばんです。

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